Interview 01

Interview Interview 01

機能とデザインの両立

開発部(設計)/西島丈玄 2003年入社

ものづくりが好き。

入社を決めた理由は?

私は大学でデザインの勉強をしていましたが、就職活動の時「ものづくりの仕事がしたい」と思いアウトドア製品やスポーツ用品メーカーを探していたところ、新富士バーナーを見つけました。

他のメーカーも検討しましたが「製品に自分のデザインを反映したい」という気持ちから、自社で製品を製造していることがより伝わってきた新富士バーナーへ応募をしました。

あなたの業務内容は?

製品の企画・立案から試作と評価を繰り返し、製品化に向けた量産立ち上げまですべてに関わる仕事をしています。
CADなどで図面を書いているイメージを持たれがちですが、試作や検証などを行っている時間や協力会社の方と加工に関する打ち合わせをしている時間が圧倒的に多いです。

今までに携わった製品は?

レギュレーターストーブ ST-310、マイクロレギュレーターストーブ SOD-300、MUKAストーブ SOD-371、ストームブレイカー SOD-372などに携わりました。
燃焼器具以外ではクッカー等の担当をしたこともありましたし、工業用バーナーのパワートーチ RZ-730にも携わりました。私は縁がありませんでしたが、農業用バーナーを担当することもあります。

家庭や極地で、
自分が作った製品を使ってくれる人がいる。

仕事をしていて大変だと思うことは?

製品を形にするまでの道のりで、つけたい機能を実現する苦労もありますし、開発途中に起きた問題に対しての解決方法を見つけることもとても大変です。

例えば、ストームブレイカーという製品では開発開始から発売までに4年以上の時間がかかりました。
燃料を変えるだけでガスとガソリンが使用できるストーブなのですが、そもそも2種類の燃料を一つのストーブで使えるという構造自体が他社にはない技術だったので、作り上げるのがとても大変でした。
また、寒い場所や暑い場所でも使用できることも条件としていた製品なのですが、発売直前になって南極のある場所でうまく機能しないことがわかって…
その問題を解決するために更に1年かかりました。

仕事をしていて楽しいと思うことは?

ストームブレイカーのように、開発する製品の中には著しく時間をかけなければいけない製品もありますが、難易度の高い製品を担当することで形にできる面白さを感じます。

自分が手掛けた製品が実際に世に出ていき、店頭に並び、人に使ってもらえるというのはとてもやりがいに感じます。

さらに、その製品を使っていただいたユーザーさんからお褒めの言葉をもらったり、登山家の方がエベレストでその製品を使ってくれたときの話を聞かせてくれたときなどはとても嬉しくなります。

職場の環境は?

経験豊富な設計のプロフェッショナルといえる先輩がいて、自分ひとりでは解決できないことも力を借りたり、教えてもらったりして乗り越えることができます。

もともと私はデザインの学校に行っており、「ある製品をこういうデザインで作りたい」と強く思ったことがありましたが、知識がなくなかなか具現化できないこともありました。
それを先輩の力を借り形にできたことは特に面白かったです。

これから応募される方へ伝えたいことは?

新富士バーナー開発部の特徴として、「熱量があればやらせてもらえる」という部分があります。
もちろん、任せてもらえるようになるにはそれなりの知識と経験としっかり練った企画が必要になりますが、熱意を持って提案して理解を得ることができれば年齢や社歴にかかわらず任せてもらえるチャンスのある職場だと思います。